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【我孫子】保護者様向け2回目。発達障がいについて。診断は、「発達障がいを診断できる精神科医」に診てもらうことが大切です。 信頼できる主治医を探すこと。発達障がいを診れる先生を探すこと。 そこからすべてが始まるかもしれません。

news2021/09/06

皆さまごきげんよう!

楽しく通って就職者どんどん輩出している就労移行支援事業所テイクハート我孫子のブログへようこそお越しくださいました!

ご来訪に感謝感激でございますよ!

それでは「保護者様向け2回目」のブログを始めさせていただきますね。
前記事はこちら。
http://takeheart.or.jp/classroom_blog_218/5345/

前回は、何故うちの子は仕事が続かないのでしょう
何故対人関係でトラブルが多いのでしょう

何故・何故・何故・・・。

ある一つの例としてお伝えさせていただきます。
(すべての方が当然あてはまることではございません。)

今や、マスコミでも良く聴かれるようになり、ある時には流行語のようにさえ言われた

「発達障がい」という言葉。

皆様も1度は聴かれたことがあるかもしれません。

それは、ここ20年くらいのことでしょうか。

では、今まではそういった疾患は存在しなかったのでしょうか。

そんなはずはありません。

今は、それが解明されてきただけのようです。

私の昭和の子供時代、クラスに1人や2人は、やんちゃでよく友達を怪我させたり怒らせたり、毎日忘れ物をしてバケツの水を持って廊下に立たされていたり、急に倒れたりどこかへ行ってしまうような「ちょっと変わった子」「ちょっと面白い子」がいたはずです。

そして、どれだけ勉強を先生や親が躍起になって教えても、覚えられずに増々勉強嫌いになり学校も嫌いになり、不登校になる子供もいました。

発達障がい。

これは何なのでしょうか。

(因みに今回は数ある精神疾患の中でも、よく耳にするこちらを取り上げさせていただきます)

エジソンもニュートンも、スティーブジョブズも発達障がいと言われています。

他にも天才的画家や音楽家にはたくさんいらっしゃいます。

天才だから、感覚が普通ではないのは当たり前なのですね。

「あの作品や芸術は、人との協調性やらコミュニケーションやらを犠牲にしても、別の脳の部分が超絶優れていて生まれた創造物」であるのでしょう。

(もちろん発達障がいをお持ちの方が全員芸術家や科学者になるわけではありませんが)

これは、一部脳機能異常の問題と言われており、決して育て方のせいでもご本人の怠けでも弱さでもございません。
更には、強みに出来た場合このように素晴らしい芸術作品や化学を産み出す原動力ともなっているわけです。

しかしながら、現在の日本の競争社会の中では、教師からは毎日のように叱られ、友人からは馬鹿にされ、家庭でも子供を心配するあまり叱ることも多かったかもしれませんよね。

(エジソンもそうだったようですね。アインシュタインも?)

毎日毎日、頑張っても頑張っても皆についていけない、

人として生まれたのに人の輪に入れない、

蚊帳の外に置かれた状態でぼんやり周囲を眺めている。

そして叱られ続ける。

「努力が足りない」「なんでできないの」

それは一体どのような世界でしょうか。

「うつ病」という疾患も今では大変有名なものとなりましたが、これは発達障害による生きづらさ、否定され続けた自信のなさや屈辱感、やる気の低下により起こる「二次障がい」である場合も実は多いと言われています。

日本では初めて、
発達障害者支援法が、2005年(平成17年)4月1日施行されました。

自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥・多動性障害などの発達障害を持つ者に対する援助等について定めた法律であります。

長い歴史の中でつい最近の事でございますね。きっと平安時代も江戸時代もこういった悩める方々がいたはずなのですから。

日本神経学会の創立者、呉秀三先生の有名な言葉がございます。

100年前のお言葉になりますが

『わが邦くに十何万の精神病者は実にこの病やまいを受けたるの不幸の他ほかに、この邦くにに生まれたるの不幸を重かさぬるものというべし』

日本の精神疾患の方々は、病だけではなくこの国に生まれた事が大変な不幸だと仰られています。

この言葉に現れていますように、日本の精神保健は世界に比べても大変に遅れており、辛く悲しい歴史の上に成り立っていますから、私よりもなお上世代の方々は
「障がい」「精神疾患」を「認めない」「そんなはずはない」と受容できない理由やスティグマ(烙印・レッテル)もあります。

しかし、例えば大人になってから初めて「発達障がい」と診断され今までの「生きづらさ」つらい思い出がやっと原因が一致し、「わかってよかった。もっと早く知っていたかった」という当事者の方もとても多いのです。

しかし、素人判断で「ちょっとそそっかしい」「ちょっと変わっている」から「あの人は発達障がいよね」なんて昨今では「猫も杓子も発達障がい」のような時代になっていますから、それも「待った!」です。

診断は、「発達障がいを診断できる精神科医」に診てもらうことが大切です。

信頼できる主治医を探すこと。発達障がいを診れる先生を探すこと。

そこからすべてが始まるかもしれません。

そう考えますと、今は本当に本当に精神疾患を抱える方々、発達障がいを抱える方々にとっては、上手に福祉サービスを利用したり、ご自分の特性を理解してくれる企業を探したりしながら、就職も結婚も趣味も人生を謳歌されている方はたくさんいらっしゃいます。

それでは今回はここまでにさせていただきますね。

また具体的に、それでは今後どのようにしていったら~といったお話に続きたいと思います。
よろしければまたご来訪くださいませ。

さあ。皆さまも我孫子テイクハートで楽しく学んで就職しましょう!

見学体験等いつでもお待ちしておりますよ!!!!!
(定員オーバー目前です。お急ぎください。)
ではご来訪いただきましてありがとうございました。またお待ちしていますよ!
See you again !!!

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